2015年 07月 27日
意外と知らない?画質にも影響するフードの役割 |
カメラのレンズの先についてるコレ
フードの役割をご存知でしょうか?
ちゃんと役割があるんですが、案外飾りと思ってる方がいます。
さらに花型と丸型にも理由がありますから
そちらも含めて勉強しましょう。
まずレンズフードの役割は大きく2つです。
1 余計な光をカットする
2 レンズ先端を保護する
レンズフードは、帽子のツバの役割だと考えて下さい。
日差しや、強い光源が視界近くにあると眩しいですよね?
レンズも同様に強い光源がある場合などにはフレアなどで画質が低下してしまいます。
※フレアとは
強い光源によってレンズ内で反射が起きて画像に写る現象。画像全体にモヤがかかるように写る。また光の玉のように写るゴーストなどもある。
こうしたフレアが起きないように、出来る限り余計な光をカットするのがフードの役割です。
まあフレアも一つの表現法ではありますが
もちろん不要な場合もありますからちゃんと覚えておきましょうね。
レンズ先端の保護についてはそのままですね。
直にレンズに当たる可能性は減りますからなかなか安心感があります。
さて、続いて花型と丸型にはどの様な役割があるのでしょう?
まず、最初に理解しておかなければいけないのが
レンズごとにフードの形が違うということ。
例えば同じメーカーのレンズでも一つずつフードがありますので、基本的にはメーカーの純正品が一番フードとしての効果を得られます。
そしてその中でも花型フードは一番効果的に光をカットしてくれる形です。
効果的とはどういうことかと言うと、画像に写りこまないギリギリまで光をカットしている!ということです。
それがあの形なのです。
え、じゃあ全部花型にしてくれたらいいのに
と思いますよね。
しかし、丸型のフードにもちゃんと理解があります。
これはレンズの先端が動くタイプかどうかによります。
例えばレンズの先端がピント合わせや、ズームの時に回転すれば、当然フードも動いてしまいます。
するとフードの長い部分が画像に写り込んでしまうのです。(これを「ケラれる」と言います。)
逆に言えば、花型のフードが付いているレンズは、ズームやピント合わせをしても回転がしないレンズというわけですね。
んー、飾りではなくその形には、ちゃんと理由があるのですねー。
ワタロ
by takatakatenbin
| 2015-07-27 21:20
| カメラの基本