2015年 05月 21日
カメラの基本【シャッタースピード編】 |
カメラの基本シリーズ シャッタースピード編です。
下記も合わせてお読みください。
【カメラの仕組み】
まず大前提として
シャッタースピード=連写速度ではありません。
これ、お客様のお話を聞いていると結構勘違いされている方多いです。
連写速度は秒間7コマとか12コマとか表されてます。
そのカメラの絶好調な状態で1秒に何コマ撮れますよーと言う意味ですね。
それとは別にシャッタースピードは光を取り込む時間ですので、早いものから遅いものまで
1/4000秒、1/125秒、3秒、30秒など設定を変えて撮影します。
ですのでシャッタースピードと連写速度は別と覚えてください。
もし同じなら、1/4000秒の連写は秒間4000コマだ!てなことになってしまうので間違いの無いようお願いします。
さあ、ではシャッタースピードについて、明るさ調整以外では
「動きの表現」が大きな役割でしょう。
写真は光の蓄積と考えてください。
シャッタースピードが早いと、一瞬を止めて写真に出来ますが、
シャッタースピードが遅いとその時間分どんどん映像を蓄積して撮影出来るんです。
どうです?ワクワクしてきませんか?
シャッタースピードが早いと止まって見えるのはわかるけど、遅いのはどんな感じか想像出来ないと言う方。
そもそもカメラは一瞬を止めるものでしょ?と思われるかもしれませんね。
でも、実はシャッタースピードを遅くすることで、レンズから入ってくる情報を蓄積させることが出来るんです。
小学生のころ理科の授業で、星の動きの写真を見なかったですか?
あれがシャッタースピードが遅い写真の代表です。
星が動いている何十分と言う間シャッターが開いたまま撮影しているんですね。
ただし、シャッタースピードが遅いと手振れしてしまうので、三脚が必要になります。
そして滝の撮影もスローシャッターの定番ですね。
普通に撮影するとこんな感じ。
これはこれで滝の勢いを感じていいですよね。
スローシャッターでこんな感じです。
よく見るやつですね。
たくさんの水が流れた情報が付け足し付け足し蓄積されてこうなります。
しかし、これが失敗すると手振れや被写体ぶれになってしまうのですね。
と、風景メインで紹介しましたが、僕はスナップのスローシャッターが大好きで多様してしまいます。
逆に、スポーツやペット、家族の記録写真などはブレないようにシャッタースピードを最低限上げるのは基本ですが。
色んなシャッタースピードで自分の表現を作っていきたいですね。
さあ、下の二枚はどんなシャッタースピードで撮ったでしょうか?
もう理解できますよね?
by takatakatenbin
| 2015-05-21 18:00
| カメラの基本